政治(広義)

テーマは広い意味で政治についてです。

まぁ入社10日とかの若造が何を言っているんだという感じですが、忘備録として思っていることを書いておきます。

前回投稿したもう一本の記事で外資の日本ブランチでは味わえない日系コンサルならではの醍醐味として本部機能があって全体を動かせる点を挙げました。これは逆に言えば組織が大きくて権力もあるので、政治というものの力が外資日本ブランチよりも重大なものになるということだと思っています。

ここで僕が言う政治は割と身近なニュアンスで使っています。例えば学生時代のクラスでもおんなじこと言っても意見が通る子と通らない子がいると思います。所謂声が大きいタイプというか、もっと誤解を恐れず言えばガキ大将的な。カーストでいうなら上位にいるタイプです。彼らが持っている人を動かす力みたいなものをざっくり政治力と呼んでいます。

要は論理力とか分析力といったスキル的な能力に対応して政治力があってこの2つで評価が決まるとすると最後は政治力が強い方が会社では出世しますよね。日系コンサルだとやはりこの政治力が外資よりも必要とされると思います。

人間生きて行く上で最後にモノを言うのは政治力だと思います。印象に残っている言葉として「経済学的に正しくても政治的にうまくいかない」って聞いたことがあります。例えば今の年金制度や消費税や社会保障制度など。賦課方式から積み立てにしたり、増税して社会保障費を抑制したり。経済学者なら多くはやった方がいいことも政治の世界では通らないことがあると思います(これらが経済学的に”正しい”のかについては議論がありますが、一般的にはそう言われてますよね)。

僕自身昔から勉強はある程度出来たもののガキ大将タイプではなかったので、得意ではない分野です。所謂ダークサイドスキルというものも身につけないとなぁと思います。まぁ当面は論理的思考力とか分析力といったスキルが優先ですが。